第250回熊本県滅菌消毒法講座記念大会を、来る平成25年11月16日(土)に「くまもと森都心プラザホール」にて開催いたします。本講座は中央材料部職員の教育と研鑽の場として昭和52年に発足し、毎年かかさず年8回の講座を開催して現在に至っております。おかげさまで毎回著名な先生方のご講演をいただき、多くの参加者と共に勉強できることは講師の先生はじめ、顧問の先生方や歴代の役員の方々のおかげと深く感謝する次第であります。
このたび、250回目の講座を迎えるに当たり、その節目として記念大会を企画してみました。普段の講座ではなかなかできない機器展示や会誌の発行などを行い、会員の皆様に満足いただける講座にしてみたいと考えております。
日本医療機器学会の滅菌技師(士)認定制度のおかげで、中央材料部の教育は飛躍的に向上し、現場の実務はエビデンスに基づいて実践される時代になってきました。その一方では新しい滅菌装置や洗浄装置が登場し、勉強の内容は留まるところを知りません。中央材料部にも常に最新の知識が要求される時代になったと認識しています。
洗浄と滅菌は医療関連感染対策としても大変重要なポジションです。手術ロボットが登場する時代となって、その重要性は増すばかりでしょう。今こそ私たちは持てる知識と技術を存分に発揮して、医療の安全と品質の向上に貢献しなければなりません。そのためには、地域の病院間で情報を共有できる研修会はぜひとも必要です。当研究会の目的はまさにそこにあると思います。
今回の記念大会は、身近な業務改善からグローバルな視点まで、盛りだくさんな内容にしてみました。ぜひ多くの方々にご参加いただき、明日からの業務に活かしていただければ幸甚です。
平成25年6月
熊本県滅菌業務研究会 会長 藤井 裕